基礎知識 / 価格の仕組み
FXの価格が 動く仕組み
なぜ上がるのか・なぜ下がるのか — 全部つながっている
01
CHAPTER 01
FXとは何か
FXとは
「通貨と通貨を交換するときのレート」
のことです。
難しく考える必要はありません。空港の両替所と全く同じ仕組みです。
ドル円 150円 = 1ドルと150円を交換できる状態
両替所のイメージ
🧑
あなた
150円を渡す
円を「売る」
→
🏦
両替所
1ドル=150円
レートは常に変動
→
💵
1ドル受け取る
ドルを「買う」
これがFX
「ドル円を買う」=「円を渡してドルを受け取る」こと
02
CHAPTER 02
価格はどうやって決まるのか
ヤフオクと同じ原理です。
欲しい人が多い → 品薄になる → 価格が上がる
いらない人が多い → 余る → 価格が下がる
欲しい人が多い → 品薄になる → 価格が上がる
いらない人が多い → 余る → 価格が下がる
ドル円が上がるとき
①
「ドルが欲しい」人が殺到
②
両替所のドルが品薄になる
③
おじさんが値上げ「1ドル151円ね」
④
それでも買いたい人が並ぶ
⑤
「じゃあ152円」→ ドル円が上がる
チャートではこうなる
ドル円が下がるとき
①
「ドルをいらない」人が殺到
②
両替所にドルが溢れてくる
③
おじさんが値下げ「1ドル149円でどうですか」
④
それでも売りたい人が多い
⑤
「じゃあ148円」→ ドル円が下がる
チャートではこうなる
03
CHAPTER 03
なぜ「欲しい・いらない」が決まるのか
世界中のトレーダーが毎秒ニュースや経済指標を見て「欲しい・いらない」を判断しています。
主に3つのきっかけで動きます。
📊
きっかけ① 経済指標
「アメリカの雇用統計が予想より大幅に良かった」
↓ 「アメリカ経済が強い」
↓ 「金利が上がるかもしれない」
↓ 「金利が高い通貨の方が魅力的」
↓ 世界中が一斉にドルを買いに来る
↓ ドルが品薄 → ドル円が上がる
↓ 「アメリカ経済が強い」
↓ 「金利が上がるかもしれない」
↓ 「金利が高い通貨の方が魅力的」
↓ 世界中が一斉にドルを買いに来る
↓ ドルが品薄 → ドル円が上がる
📰
きっかけ② 政治・ニュース
「戦争が始まった」「大統領が辞任した」
↓ 「その国の通貨は危ない」
↓ 一斉に売られる
↓ 価格が下がる
↓ 「その国の通貨は危ない」
↓ 一斉に売られる
↓ 価格が下がる
🏦
きっかけ③ 日銀・FRBの金利政策
「日銀が金利を上げる」と発表
↓ 「円を持っていると利息がもらえる」
↓ 円が欲しい人が増える
↓ 円が買われる
↓ ドル円が下がる(円高)
↓ 「円を持っていると利息がもらえる」
↓ 円が欲しい人が増える
↓ 円が買われる
↓ ドル円が下がる(円高)
04
CHAPTER 04
チャートとは何か
ニュースや経済指標を見た世界中のトレーダーの「欲しい・いらない」という 行動の結果が、リアルタイムでチャートに描かれていきます。
🟢
陽線(緑)
買う人が多かった時間
終値 > 始値
終値 > 始値
🔴
陰線(赤)
売る人が多かった時間
終値 < 始値
終値 < 始値
➕
ヒゲが長い足
買いと売りが拮抗
方向感なし
方向感なし
チャートとは「人間の心理と行動の記録」です。
過去のチャートを読む = 過去に世界中のトレーダーがどう考えどう動いたかを読むこと。
過去のチャートを読む = 過去に世界中のトレーダーがどう考えどう動いたかを読むこと。
05
CHAPTER 05
サポレジが機能する理由
過去に150円で何度も反発しているとします。
価格が150円に近づいたとき、
3種類のトレーダーが同時に動きます。
TYPE 01
新規買いのトレーダー
「また反発するなら今が買いチャンス」と判断して買い注文を入れる。
TYPE 02
売りを利確するトレーダー
「150円まで下げてくれたから利益を確定しよう」と買い戻す。これも買い注文になる。
TYPE 03
損切りが集中している
「150円を割ったら損切り」という注文がその下に大量に並んでいる。150円付近で買いが集まりやすい。
3種類の行動が重なる結果
🙋💰✂️
3種類の買い注文が集まる
新規買い・利確・損切り待ちの3者が150円付近で一斉に動く
↓
📦
150円付近に大量の買い注文が集中
世界中から買い注文が150円付近に集まってくる
↓
📈
実際に価格が反発する
買い注文の集中によって価格が押し上げられ、実際に上昇する
↓
🔁
「また反発した」という事実が生まれる
次回さらに多くのトレーダーが150円を意識するようになり、より強いサポートになる
「みんなが同じ場所を意識して同じ行動をとる」から反発が起きる。
これが「トレーダーに意識されている」の正体です。
これが「トレーダーに意識されている」の正体です。
06
CHAPTER 06
なぜ「複数回反発した場所」に線を引くのか
1回だけ反発した場所
→
「たまたまそこで止まっただけかも」
→
意識しているトレーダーが少ない
→
次回は機能しないかもしれない
複数回反発した場所
→
「ここは重要だ」と多くのトレーダーが認識
→
意識しているトレーダーが多い
→
次回も同じ行動をとる人が多い → また反発しやすい
タッチ回数が多い = 「知っているトレーダーが多い」 = 「次も機能しやすい」
だから複数回反発した場所にサポレジを引く。これが根拠のある線の引き方です。
だから複数回反発した場所にサポレジを引く。これが根拠のある線の引き方です。
07
CHAPTER 07
ダウ理論・ローソク足も同じ原理
📈
ダウ理論が機能する理由
「上昇トレンド中は買い勢力が強い」→ 多くのトレーダーがそれを知っている
→ 押し目で「また上がる」と一斉に買う → 実際に上がる
→ 押し目で「また上がる」と一斉に買う → 実際に上がる
🕯️
ローソク足パターンが機能する理由
「ピンバーが出たら反発のサイン」→ 多くのトレーダーがそれを知っている
→ ピンバーを見て一斉に買う → 実際に上がる
→ ピンバーを見て一斉に買う → 実際に上がる
テクニカル分析が機能するのは「それが正しいから」ではない。
「それを信じて行動するトレーダーが多いから」機能する。
これが全てのテクニカル分析の本質です。
「それを信じて行動するトレーダーが多いから」機能する。
これが全てのテクニカル分析の本質です。
まとめ — 全部つながっている
FXとは、世界中の人間の
「欲しい・いらない」という心理の集合体が数字になったもの。
ニュース・経済指標・金利政策などの外部要因が「欲しい・いらない」のきっかけを作り、
その結果がチャートに記録される。
サポレジ・ダウ理論・ローソク足などのテクニカル分析は
「次に多くのトレーダーがどう動くか」を予測する道具 であり、
「みんなが同じものを見て同じように行動する」という人間心理の法則に基づいている。
だからダウ理論は 100年経っても機能する。人間の心理は変わらないから。
ニュース・経済指標・金利政策などの外部要因が「欲しい・いらない」のきっかけを作り、
その結果がチャートに記録される。
サポレジ・ダウ理論・ローソク足などのテクニカル分析は
「次に多くのトレーダーがどう動くか」を予測する道具 であり、
「みんなが同じものを見て同じように行動する」という人間心理の法則に基づいている。
だからダウ理論は 100年経っても機能する。人間の心理は変わらないから。
💡
チャートを見るとき「今どんな心理で世界中のトレーダーが動いているか」を意識すると、見え方が変わってきます。