PHASE 04-02 / 04-04
押し目買いの実践
エントリーから決済まで — 上昇トレンド中の押し目を全工程で追う
01押し目買いとは何か
押し目買いとは「上昇トレンド中の一時的な下落(押し目)を利用して、有利な価格で買いエントリーする手法」。
ダウ理論の二次トレンド(押し目)がコンフルエンスゾーンに到達し、反転を確認してから乗る。
トレンドフォロー戦略の中で最もリスクリワードが良く、初心者が最初に習得すべき基本形。
ダウ理論の二次トレンド(押し目)がコンフルエンスゾーンに到達し、反転を確認してから乗る。
トレンドフォロー戦略の中で最もリスクリワードが良く、初心者が最初に習得すべき基本形。
押し目買いが機能する理由
上昇トレンドは「上昇→押し目→上昇→押し目…」の繰り返し。
押し目(二次下降)がコンフルエンスゾーンで止まることが多く、
そこが「主要トレンドに乗る最良のエントリーポイント」になる。
トレンドの力を借りるため、逆張りより勝率・RRともに有利。
押し目(二次下降)がコンフルエンスゾーンで止まることが多く、
そこが「主要トレンドに乗る最良のエントリーポイント」になる。
トレンドの力を借りるため、逆張りより勝率・RRともに有利。
押し目買いが機能しない状況
① 主要トレンド(週足)が上昇でない
② 日足でBOSが発生しトレンドが転換した
③ 相場がレンジで押し目の概念が機能しない
④ 重要指標発表直後の乱高下中
⑤ コンフルエンスゾーンが不明確
上記の状況では押し目買いを見送る。
② 日足でBOSが発生しトレンドが転換した
③ 相場がレンジで押し目の概念が機能しない
④ 重要指標発表直後の乱高下中
⑤ コンフルエンスゾーンが不明確
上記の状況では押し目買いを見送る。
023つの前提条件 — これが揃わなければ始めない
前提 01
週足が上昇トレンド
HHHLが週足で継続中。主要トレンドが上昇でなければ「押し目買い」は成立しない。最初に確認する絶対条件。
前提 02
日足でBOSが発生していない
日足の直近HL(安値)がLLに割れていない。HH+HLの構造が維持されている。BOSが発生していれば押し目ではなく転換。
前提 03
コンフルエンスゾーンが特定できている
日足TL・直近HL水準・水平サポートが重なる価格帯が明確に存在する。「なんとなくここら辺」では不十分。
03押し目買いの全体フロー — チャートで確認
押し目買いの全工程 — 上昇トレンド → 押し目 → コンフルエンス → エントリー → 決済
緑の帯(コンフルエンスゾーン):日足TL・HL水準・水平サポートが重なる場所。押し目がここに到達したとき待機から行動モードへ。
▲エントリー:1H足のピンバー(下ヒゲ長)が確定したタイミング。SLは直近HL安値の下。
▼TP到達:直近HH水準で決済。RR = TP幅 ÷ SL幅。
▲エントリー:1H足のピンバー(下ヒゲ長)が確定したタイミング。SLは直近HL安値の下。
▼TP到達:直近HH水準で決済。RR = TP幅 ÷ SL幅。
04STEP 1〜3 — 準備フェーズ(チャートを開いてから待機まで)
1
W1
週足でHH+HLを確認 — 主要上昇トレンドの確定
週足を開き、高値・安値の構造を確認する。HHHLが2〜3回以上続いていれば主要上昇トレンド確定。
週足のTLと重要水平サポート・レジスタンスの場所も記録しておく。
週足のTLと重要水平サポート・レジスタンスの場所も記録しておく。
判断が難しいときは「週足チャートを引いて見て、誰でも上昇と分かるか」で判断する。曖昧なら待機。
2
D1
日足でTL・HL・水平サポートを確認 — コンフルエンスゾーン特定
日足でもHHHLが継続中か確認。上昇TL(HLの連なり)を引く。
直近HL安値に水平線を引く。TLタッチ予想地点と水平サポートが重なる「コンフルエンスゾーン」を価格帯として特定する。
このゾーンが「押し目買いを待つ場所」になる。
直近HL安値に水平線を引く。TLタッチ予想地点と水平サポートが重なる「コンフルエンスゾーン」を価格帯として特定する。
このゾーンが「押し目買いを待つ場所」になる。
コンフルエンスゾーンは具体的な価格帯(例:148.200〜148.600)として記録しておく。
3
H4
4H足で押し目(二次下降)の進行状況を確認 — ゾーン接近を監視
4H足を開き、価格が日足コンフルエンスゾーンに向かって下落中(押し目中)か確認する。
ゾーンまでまだ遠い場合は定期確認(1日2〜3回程度)のみ。ゾーンに近づいたら1H足へ降りる準備をする。
4H足でのHL水準も把握しておく(日足HL水準と異なる場合がある)。
ゾーンまでまだ遠い場合は定期確認(1日2〜3回程度)のみ。ゾーンに近づいたら1H足へ降りる準備をする。
4H足でのHL水準も把握しておく(日足HL水準と異なる場合がある)。
「まだ遠い」のにずっとチャートを眺めない。ゾーン接近アラートを設定して待つのが効率的。
05STEP 4〜6 — 実行フェーズ(エントリーの判断と実行)
4
H1
1H足で反転ローソク足パターンの確定を待つ
コンフルエンスゾーン内で価格が止まったとき、1H足の反転パターンを待つ。
有効なパターン:下ヒゲの長いピンバー / 陽の包み足 / 毛抜き底
パターンが「確定(ローソク足のクローズ)」するまで待つ。形成中の足でエントリーしない。
有効なパターン:下ヒゲの長いピンバー / 陽の包み足 / 毛抜き底
パターンが「確定(ローソク足のクローズ)」するまで待つ。形成中の足でエントリーしない。
「もうすぐパターンが完成しそう」でも確定まで待つ。確定前のエントリーはダマシを踏む原因の一つ。
5
SL/TP
SL・TP・RRを計算してエントリー条件を確認
SL(損切り):直近HL安値(日足)の実体終値から5〜10pips下に設定。ヒゲ先を割った程度では損切りしない。
TP(利確):直近HH水準(日足)またはその上の水平レジスタンス。複数のTPを段階的に設定してもよい。
RR計算:TP幅(pips)÷ SL幅(pips)= リスクリワード比。1.5未満ならエントリー見送り。
TP(利確):直近HH水準(日足)またはその上の水平レジスタンス。複数のTPを段階的に設定してもよい。
RR計算:TP幅(pips)÷ SL幅(pips)= リスクリワード比。1.5未満ならエントリー見送り。
RR1.5の意味:3回中2回損切りになっても1回の利確でトントンになる。RR2.0なら2回負けて1回勝てばプラス。
6
ENTRY
エントリー実行 — 成行 or 指値
成行注文:1H足パターン確定後すぐに市場価格で買い。スプレッドが広いときは不利になる可能性がある。
指値注文:パターン確定前にコンフルエンスゾーン内の特定価格に買い指値を置く。スリッページを避けられるが、ゾーンを抜けてしまう場合は約定しない。
初心者は成行注文(パターン確定後)が確実。
指値注文:パターン確定前にコンフルエンスゾーン内の特定価格に買い指値を置く。スリッページを避けられるが、ゾーンを抜けてしまう場合は約定しない。
初心者は成行注文(パターン確定後)が確実。
注文と同時にSL・TPも設定する。注文後に設定しようとすると感情が入りやすい。
06STEP 7〜8 — 管理・決済フェーズ
7
MANAGE
ポジション管理 — 介入しない・シナリオ通りに動く
エントリー後にやることは基本的に「何もしない」。設定したSL・TPに任せる。
トレイリングストップ(任意):価格が有利に動いたらSLを少しずつ上昇方向に移動させる。利益を守りながら伸ばす手法。
損益分岐点移動:TPの半分程度に達したら、SLをエントリー価格に移動させる(損失ゼロに)。心理的に楽になる。
SL水準に達していないのに「気持ちが悪いから」で早期決済しない。
トレイリングストップ(任意):価格が有利に動いたらSLを少しずつ上昇方向に移動させる。利益を守りながら伸ばす手法。
損益分岐点移動:TPの半分程度に達したら、SLをエントリー価格に移動させる(損失ゼロに)。心理的に楽になる。
SL水準に達していないのに「気持ちが悪いから」で早期決済しない。
「ポジションを持って何もしない」は最初は非常に難しい。チャートを頻繁に見ないことが鍵。
8
EXIT
決済 — TP到達 / SL到達 / シナリオ崩壊の3パターン
① TP到達 → 決済:設定通りのTP価格に達したら決済。「まだ上がりそう」という欲で引っ張らない。
② SL到達 → 損切り:設定したSL価格に達したら自動で決済される。手動でのSL移動(不利な方向)は絶対にしない。
③ シナリオ崩壊 → 手動決済:日足HL水準をLLが下抜けた(BOS発生)場合、SLに達していなくても手動で決済する。シナリオが崩れた事実を優先する。
② SL到達 → 損切り:設定したSL価格に達したら自動で決済される。手動でのSL移動(不利な方向)は絶対にしない。
③ シナリオ崩壊 → 手動決済:日足HL水準をLLが下抜けた(BOS発生)場合、SLに達していなくても手動で決済する。シナリオが崩れた事実を優先する。
③のシナリオ崩壊は3-4で学んだBOS。「SLには達していないがHLが割れた」タイミングが手動決済の基準。
🔑 損切りは「失敗」ではない
SLに達した = 「シナリオが外れた」という事実の確認。
すべての根拠が揃っていて正しい手順でエントリーしても、相場は必ずしもシナリオ通りには動かない。
正しい手順でエントリーして損切りになること ≠ 間違ったトレード。
手順を無視してエントリーして利益が出ること = 長期的には損失につながる「悪い習慣」。
SLに達した = 「シナリオが外れた」という事実の確認。
すべての根拠が揃っていて正しい手順でエントリーしても、相場は必ずしもシナリオ通りには動かない。
正しい手順でエントリーして損切りになること ≠ 間違ったトレード。
手順を無視してエントリーして利益が出ること = 長期的には損失につながる「悪い習慣」。
07よくある失敗パターン
❌ 01
コンフルエンスゾーン外で「そろそろ反発しそう」と入る
ゾーンを無視した「感覚エントリー」。根拠がなく損切りになりやすい。価格がゾーンに到達するまで待つことが鉄則。
ゾーンを無視した「感覚エントリー」。根拠がなく損切りになりやすい。価格がゾーンに到達するまで待つことが鉄則。
❌ 02
1H足パターンの確定前に「今だ」と入る
形成中の足でのエントリーはフォールスブレイク(ダマシ)を踏みやすい。ローソク足が確定するまで待つ1秒の我慢が損失を防ぐ。
形成中の足でのエントリーはフォールスブレイク(ダマシ)を踏みやすい。ローソク足が確定するまで待つ1秒の我慢が損失を防ぐ。
❌ 03
RR1.5未満でも「いい場所だから」入る
RRが1.5未満のトレードを積み重ねると、勝率50%でもトータルマイナスになる。RR基準はルールとして絶対に守る。
RRが1.5未満のトレードを積み重ねると、勝率50%でもトータルマイナスになる。RR基準はルールとして絶対に守る。
❌ 04
SLに近づくと「もう少し待てば戻るはず」とSLを広げる
SLを不利な方向に動かすことは「損切りの先送り」。結果的に損失額が大きくなる最悪のパターン。SLは一度設定したら移動しない(有利方向のみOK)。
SLを不利な方向に動かすことは「損切りの先送り」。結果的に損失額が大きくなる最悪のパターン。SLは一度設定したら移動しない(有利方向のみOK)。
❌ 05
TPに近づいたとき「もっと伸びそう」でTPを上げる
欲によるTP変更は計算済みのRRを崩す。TPを上げても伸びずに反落することが多い。TPは基本的に変えない。伸ばしたいなら半決済後にトレイリングで対応する。
欲によるTP変更は計算済みのRRを崩す。TPを上げても伸びずに反落することが多い。TPは基本的に変えない。伸ばしたいなら半決済後にトレイリングで対応する。
❌ 06
日足BOSが発生しているのに「押し目買い」と思い込む
日足HL水準をLLが下抜けた(BOS)場合、それはもう「押し目」ではなく「転換」の可能性が高い。3-4のBOS確認を怠るとシナリオが完全に崩れる。
日足HL水準をLLが下抜けた(BOS)場合、それはもう「押し目」ではなく「転換」の可能性が高い。3-4のBOS確認を怠るとシナリオが完全に崩れる。
08押し目買い 実践チェックリスト
□ W1
週足でHH+HLの上昇トレンドが継続中
□ D1
日足でBOSが発生していない(HL安値が守られている)
□ D1
日足TL・HL水準・水平サポートのコンフルエンスゾーンを特定した
□ H4
4H足で価格がコンフルエンスゾーンに到達している
□ H1
1H足の反転パターンが「確定(クローズ)」した
ピンバー・包み足・毛抜き底のいずれか。形成中ではなく確定済み。
ピンバー・包み足・毛抜き底のいずれか。形成中ではなく確定済み。
□ SL
SLを具体的な価格で設定した(HL安値の下)
□ TP
TPを具体的な価格で設定した(直近HH水準)
□ RR
RR(TP幅 ÷ SL幅)が1.5以上ある
1.5未満なら見送り。次の機会を待つ。
1.5未満なら見送り。次の機会を待つ。
□ SC
「HL割れ(BOS)→ 手動決済」のシナリオBを決めた
💡 4-2 まとめ
① 押し目買いの前提:週足↑・日足BOS未発生・コンフルエンスゾーン特定の3条件
② 手順:週足確認 → 日足でゾーン特定 → 4H足で接近監視 → 1H足パターン確定待ち → SL/TP設定 → エントリー
③ 管理:「何もしない」が基本。SLは不利な方向に動かさない
④ 決済:TP到達 / SL到達 / BOS発生の3パターンを事前に決めておく
⑤ 損切りは失敗ではない。手順を守った損切りは正しいトレード
次の 4-3 戻り売り・転換売りの実践 では、この手順の「売り版」と転換後の売りを学ぶ。
① 押し目買いの前提:週足↑・日足BOS未発生・コンフルエンスゾーン特定の3条件
② 手順:週足確認 → 日足でゾーン特定 → 4H足で接近監視 → 1H足パターン確定待ち → SL/TP設定 → エントリー
③ 管理:「何もしない」が基本。SLは不利な方向に動かさない
④ 決済:TP到達 / SL到達 / BOS発生の3パターンを事前に決めておく
⑤ 損切りは失敗ではない。手順を守った損切りは正しいトレード
次の 4-3 戻り売り・転換売りの実践 では、この手順の「売り版」と転換後の売りを学ぶ。
🎯
4-2 完了。手順を覚えたらデモトレードで繰り返し実践すること。
次は 4-3 戻り売り・転換売りの実践 へ。
足りない箇所・深掘りしたい箇所は随時伝えてください。